ロックバンド「カムカムゴッサムシティ」の ベーシストだった彼だが 突然のギタリストカネシロの脱退により バンドは解散してしまう。 誰よりもバンドを愛していたシライは解散後 実家に帰り家業を手伝う事に。 しかし、その空虚な毎日は 彼にとって苦痛の日々であった。 そんなある日、 カネシロから一本の電話が入る。 内容は新しいバンドを始めるため、 ベーシストとしての加入の依頼だった。 依頼を受けたシライは ベース一本を肩にギマとカネシロのもとへ現れた。 この行動等から、彼はこの時既に MAJIME症候群を発病していたのではないか。 という説もある。 しかし、シライの持つ病原体 BABY悪魔ちゃんが 果たしてギマとカネシロからの伝染なのか 天然のMAJIME症候群発病者なのかは 今となってはわからない事である。 彼は診断中、医師との会話の中で いつ頃からMAJIME症候群の症状らしきものが出たか を聞かれた時にこう答えている。 「世の中の学者たちが新しい病気に名前を付けた時、 それが人を苦しめることもある という事を覚悟して欲しいものです。 MAJIME症候群という名前が無ければ 僕はただ年中風邪をひいていただけなのだから。」